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家事動線が良い間取りのポイントは?家づくりに大切な3つの動線をご紹介!

<見出し>

1.家事動線の良い間取りとは

2.家づくりで大切な3つの動線について

2-1.家事動線

2-2.家族動線

2-3.回遊動線

3.ストレスフリーな動線とするために

3-1.キッチン回りの間取りの工夫

3-2.洗面スペース回りの間取りの工夫

3-3.収納面の工夫

4.まとめ

 

 

1.家事動線の良い間取りとは

これから家づくりを始める方で、何より気になるのは「間取り」ではないでしょうか?

家族が増えて現在のお住まいが手狭になったり、日当たりが悪い、収納が少ない・・・など、今かかえている問題を解決できる間取りに期待して家づくりを進めていかれるはずです。

 

せっかく注文住宅を建てるのであれば、家具を置いても十分広く、収納も充実し、そして毎日の動きにストレスを感じないものにしたいのではないでしょうか。

 

毎日のルーティンな動き(例えば家事など)の間取り上のルートを「動線」といいます。

動線次第でストレスフリーな暮らしの実現の可否が分かれるといっても良いと思います。

 

下記の間取り図をご覧ください。

 

 

例えば、ご主人が小さなお子さんとお風呂に入り、奥様がお風呂上りのお子さんを迎えに行くのがルーティンだったとします。

お風呂から呼び出し音が鳴った時に料理中だったとしたら、キッチンからお風呂や脱衣室までストレートにアクセスできる間取りであれば、距離も近く時間もかからない為、ストレスはないといえるでしょう。

 

しかし、もしストレートにアクセスできず、ぐるーっと回ってお風呂まで迎えに行くという動きを毎日繰り返えすとしたら、考えただけでストレスですね。

 

これは一例ですが、家事動線など動線の良い間取りとは、毎日の動きや来客時を想定して、住まい手がストレスなく暮らせる間取りだと思います。

 

 

2.家づくりで大切な3つの動線

2-1.家事動線

上記の一例でも述べましたが、家事動線は皆さんとても気にされるかと思います。

 

家づくりを始めてWEBやSNSで調べると、使いやすそうな間取りの紹介事例が沢山出てくるはずです。

 

洗面脱衣室+お風呂という構成ではなく、洗面スペースと脱衣室は別、さらに隣接して家事室やファミリークローゼットが配置されている事例は

「脱ぐ」→「洗う」→「干す」→「しまう」

の一連の動作が一つのエリアで完結し、さらに部屋着やパジャマ、下着を脱衣室やファミリークローゼットにしまうスペースがあれば、お風呂に入る際の動きがとてもスムーズですよね。

 

近年ではガス乾燥機の発達と普及によって、完全に部屋干し派の方も増えてきました。

脱衣室とは別に家事室を設けて、洗濯機とガス乾燥機を設置すれば、室内で完結できます。

外干しの場合も、やはり家事室があり直接デッキやバルコニーに出られると楽ですね。

家事室に室内物干しバーがあれば、洗濯した服を室内でハンガーに設置し、バルコニーの物干しへスライドすればよいので、真夏や真冬に外で長い時間干す作業を頑張らなくてもよいのです!

 

 

 

2-2.家族動線

家事動線と同様、家族動線という考え方があります。

裏動線という言い方をすることもありますが、家族だけのプライバシーの高い動線というイメージです。

 

例えば、玄関の横にシューズクロークがあり、ウォークスルー(通り抜け)ができるような計画とします。

来客の方は玄関で靴を脱いでそのまま上がりますが、家族の動線は

「玄関」→「シューズクロークで靴とコート脱ぐ」→「裏動線のホール」→「トイレ」→「手洗い・うがい」→「リビング」へ

といった動きを想定しています。

 

シューズクロークやファミリークローゼットなどを動線に置く場合は、家族以外には見せたくないものも多い為、家族専用動線となります。

 

家事動線も、例えばパントリー(食品庫)からファミリークローゼットや家事室へ繋がる動線など、見せたくないものを含んでいるため家族動線でもありますね。

 

 

2-3.回遊動線

ここでいう回遊動線とは、ぐるぐる回れて行き止まりのない動線を指します。

この動線は優先順位としては家事動線や家族動線より低いですが、行き止まりが無いほうがストレスフリーな暮らしが実現しやすくなります。

 

先にも述べたように、キッチンのあるLDKから水回りまで出入口が一つだと、いちいち大回りして行き来する必要があります。

もし、もう一か所、キッチンやパントリー経由で洗面スペースや家事室へ繋がる動線があれば、行き来がとてもスムーズになり、家事効率もグッと向上するはずです。

 

 

3.ストレスフリーな動線とするために

 

3-1.キッチン回りの間取りの工夫

キッチンは隠すキッチンではなく魅せるキッチンを選択する傾向が高まっています。

グラフテクトキッチンは特に人気で、お打合せするお客様のほとんどがグラフテクトを候補に挙げるほど。

 

グラフテクトキッチンは作業台がフラットで、リビング側から手元もよく見えてしまう為、すぐにしまえる収納が欲しいところ。

 

 

カップボード等の食器棚のほかにパントリー(食品庫)があると収納にゆとりが生まれます。

パントリーの位置も間取りの重要ポイントです。

 

玄関から近い位置にあるとアクセスしやすいですよね。

重い買い物袋を持って玄関からすぐにパントリーへアクセスできれば、冷蔵庫へ食品を入れたりお米を置いたりしやすいですね。

 

またキッチンの近くに洗面や脱衣室、家事室など水回りの部屋を配置することで、家事の動きが集約されますので、かなり楽になるはずです。

 

◆◆キッチン回りの間取りの工夫ポイント

・キッチン&パントリー配置と玄関やシューズクロークとの位置関係と動線

・キッチンと水回りの位置関係と動線の確保

・パントリー内やキッチン並びに作業カウンター配置

 

 

3-2.洗面スペース回りの間取りの工夫

洗面スペースは広さに余裕がある場合、脱衣室と分けて考えてみると良いです。

朝の洗顔のほか、トイレ後の手洗いや歯みがき、身だしなみを整える時など家族で同時に使うこともあるからです。

 

そのような中で洗面と脱衣室が一緒だと、家族の誰かがお風呂を使用している場合に洗面を使用できない可能性だってありますよね。

そうするとストレスの原因となります。

 

狭小で難しい場合もありますが、分けられるのであれば分けておく方が使い勝手はよいはずです。

 

また上記の間取り図のように洗面スペースは扉無しとして、右手に脱衣室+お風呂、左手に家事室やファミリークローゼットを配置した場合、左右の家族動線への入り口という役割も同時に果たすことができ、間取りの動線自由度があがります。

 

◆◆洗面スペース回りの間取りの工夫ポイント

・できるなら洗面スペースと脱衣室は分ける

・洗面スペースと脱衣室を分けることで、左右にプライベートな家族動線を配置でき、その入り口としての役割を果たす

 

 

3-3.収納面の工夫

これまで述べたように、動線のなかに収納要素を入れ込み、収納の中身を見せないように家族動線とするケースをお伝えして参りました。

 

家事動線の場合はパントリー収納や家事室、ファミリークローゼットなどの収納、また脱衣室や洗面スペースへコンパクトなリネン収納など適材適所かつ家事の時に動きを集約できるような収納計画が使いやすくストレスフリーな間取りであると考えております。

 

 

 

 

 

↓共通の物入

↓小さなリネン収納

家族動線の場合、

・シューズクロークのなかにコートや傘をかけられる計画をしておく

・ベビーカーを収納できるスペースを確保する

・家族ロッカーを設置し、ご夫婦、お子さんそれぞれの帽子やカバン、ランドセルなどを帰ってきてすぐに置いておけるようにする

など帰宅してからリビングに上がるまでの動きをイメージして収納計画すべきでしょう。

 

そして、その他家族のライフスタイルに合わせて必要な収納を計画するとよいですね。

 

◆◆収納面の工夫ポイント

・家事動線内の収納計画は、家事の時の動きを集約できる計画とする

・家族動線内の収納計画は、帰宅してからリビングに上がるまでの動きをイメージして収納を計画する

・その他、家族のライフスタイルに合わせて収納を計画する

 

 

4.まとめ

以上、コモハウスの考える動線の良い間取りのポイントをお伝えさせていただきました。

注文住宅は打合せが面倒と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、その場合も上記のような考え方で間取りをプランニング致しますので、ある程度お任せ頂いても使いやすい間取りを提案させていただきます。

 

もちろん沢山ご要望を抱えていらっしゃる方も大歓迎です♪

一緒に最適な間取りを考えましょう。