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間取りを考えるときに設計士が意識していることとは!?

こんにちは!

コモハウスの向谷地です。

 

注文住宅で一番楽しいのは間取りを考えたり打合せをしている時間ではないでしょうか。

私自身も間取りを考えるのはとても楽しい時間です。

 

最近ではiPadアプリで簡単に間取りを入れられるものもあり、お客様から「こんな間取りにしたい!」と提案を頂くことがあります。

 

 

 

法的な部分や構造など、なかなかその間取りをそのまま形にできるわけではありませんが、頂いた内容に対して意図を確認しながら調整していきます。

 

間取りを考えるうえで、日当たりや動線、構造の壁など意識することは多いですが、同時に

「柱の直下率」

というものも意識しています。

 

柱の直下率というのは、1階の柱に対して2階の柱が同じ位置にある割合です。

1階と2階で同じ位置に柱が多くあれば、直下率が高く、バラバラの場合は直下率が低くなります。

 

この「柱の直下率」、震度7が連続で2回来た熊本大地震の際に構造専門の先生方が現地調査を行った結果、倒壊した建物としなかった建物の傾向として直下率が関係していたと言われています。

 

 

残念ながら、建築基準法では「柱の直下率」の定めはありませんので、設計者にて気を付けるしかありません。

 

時々、木造の新築でも、1階と2階の柱や壁位置がバラバラでとてもバランスの悪そうな住宅を目にします。

間取りの自由度としては、相反するものかもしれませんが、そこをうまく間取りに組み込むのが設計士の役割でもあります!

 

耐震設計の一つの要素として、「柱の直下率」というキーワードを頭のノートにメモしてみてください(^^)/

 

向谷地