バルコニーを室内からフラットに繋げたい!!
こんにちは!
コモハウスの向谷地です。
お客様とのお打合せの中で度々話題に上がる、リビングとバルコニーの一体感についてです。
最近はウイルスや花粉などを気にして外干しせずにガス乾燥機などで室内完結してしまう方も多くなってきています。
そうするとメンテナンス等の観点からもバルコニー不要論が当然出てきますよね。
私はバルコニーのない家で育ったため、子どもの頃はバルコニー自体にとても憧れていました(^^♪
家なのに外があるって面白い!!という感性だったんですね。。
(「ちょっとなに言ってるかわからない」って方もいらっしゃるかもしれませんね、、笑)
そして今でもあまりその感性は変わっておらず、プライベートな外部空間がとても好きです。
広い庭があれば良いですが、首都圏の限られた敷地ですとどうしても余裕がないことも多く、そのような場合は洗濯するためのバルコニーではなく、過ごすことができるバルコニーを提案したくなります!
そのようなバルコニーを計画する際の影響などをお話致します。
通常、バルコニーに出られる窓の足元には「またぎ」と呼ばれる20cmほどの立ち上がりを設けます。
またぎを設けないとバルコニーへ降った雨の水が室内に流入してしまうからです。
このまたぎを無くし、2階床と同じ高さにウッドデッキをつくるためには、構造的にバルコニー床を下げなくてはいけません。
(床を下げれば、必然的に立ち上がりができるため、「またぎ」と同じ雨水逆流防止効果が得られるためです)
上の図のようにリビング床とつながるバルコニーを造るために、
・1階の天井高さが部分的に低くなる可能性あり
・建物の構造上、床がずれてしまうため、強度が落ちる可能性あり(構造計算によりチェックすればOK)
・ウッドデッキなどでフラットに仕上げる
といったことが挙げられます。
また、間取りによっては構造上、どうしてもこうした造り方が不可能な場合もあります。
↓通常のまたぎを設けた場合
↓またぎを設け、デッキをまたぎの上端に合わせた場合
↓バルコニー床を下げて、デッキを室内床と同じレベルに合わせた場合
もしこのような室内とフラットなバルコニーを希望されている場合は最初に要望として設計士へお伝え頂くと良いかと思います。
向谷地