気密性能と換気システムの違いによる空気の流れ
こんにちは。
向谷地です。
先日、パナソニック様の工場見学に参加させて頂き、換気について改めて学んで参りました。
パナソニック様のとても分かりやすい動画がありますので、まずはこちらをご覧ください。
模型を使って換気システムの違いと気密性の変化による空気の流れがとても分かりやすく説明されていて、実際に私もこの模型と実寸の部屋での流れを見てきました。
はじめはトイレや洗面室の換気扇から排気し、各部屋の給気口から外気を取り込む一般的な換気システムで、この換気方法は「第三種換気」と呼びます。
風車の勢いの違いはあれど、気密性が高ければ換気されていることが分かります。
しかし、部屋の窓を開けてしまった場合、新鮮な空気を取り込むはずの「給気口」の風車の動きがピタッと止まってしまいました。
窓を開けてしまったことで、窓と換気扇の間でのみ換気が回っていることが原因で、これをショートサーキットといいます。
これは皆さんもやりがちだと思います(笑)
次に給気も排気も機械でコントロールする換気方法の「第一種換気」です。
ここは安定の風車の回りようですね。
さらにここで先ほどの窓を開けていますが、風車は回り続けています。
機械でコントロールして調整してくれるため、ショートサーキットの影響を受けずに済むのですね。
換気システムを選択する際に今まで以上にお客様へ説明しやすくなり、さらに理解も深まってとても勉強になりました。
向谷地